申し訳ないけど、本書を熱く語れるほど歴史的な知識はないです。



最近は新聞紙やラジオと聞くと(オワコン)みたいにな事を言われるわけですが、本書はそんな英国メディアの誕生から現在まで綴ってます。400ページ近い本ですが、1995円の元は十分に取れると思います。

本当は歴史認識のここが素晴らしいとか、実はこういう時代背景の中で・・とかカッコよく語りたいんですが無理です。(笑)

今回の書評ではボクが感じた英国メディアのへぇ〜という部分を綴ります。

まず日本人からして驚くのが新聞の多さですよね。これはアメリカもそうですが、欧米の新聞というのは階級ごとに読む新聞が異なってます。日本だったら(読売・朝日・毎日・産経)ぐらいしか選択肢がありませんが、欧米ではそれこそ数十の新聞がひしめきあっている。

例えば、世界的に有名なニューヨークタイムズは発行部数が100部ほどしかありません。ちなみに、読売新聞は1000万部ほどです。その上で殆どの庶民はニューヨークタイムズを読んだ事がありません。

英国も同じで、高級紙と大衆紙に分かれるわけです。

本書を読んで強く感じた事が新聞によって報道姿勢がまるで違うという事です。

例えば、ある新聞はここの政党を支持しているとか、論調はこんな感じだとかね。で、欧米の新聞の大きな特徴が時代時代によって所有者が変わる事です。新聞が買収されるという経験が日本人には殆どありません。その筆頭がメディア王のルパードマードック氏ですが、20世紀に入ってから新聞が情報の伝達役という立場を超えて、お金儲けの道具になり始めたという事があげられると思います。

特に、マードック氏がそうですが、英国の庶民が読む新聞にはヌードが当たり前に登場していて、ゴシップ満載だと言います。(だから、大衆紙と高級紙という言葉があるんでしょう。)引きの強いニュースを選ぶそれで読者が増えればOKだという姿勢。それがたとえミスリードであっても多少は構わない。

そして驚く事がネットの登場以前から新聞の競争は過熱であって、新聞が廃刊になる事は割と普通の事なわけです。

値下げ競争も過熱で、ついには無料の新聞まで発行されている。

ここで考えるのが、自分で新聞を選ぶ事が正しいのか。当たり障りのないニュースが流れる日本のような大手新聞体制がいいのかという事ですよね。

他にも本書にはBBCや報道のあり方について詳細に綴れています。

日本の新聞ではとても綴れない1700年代からの英国メディア史を知りたい方は是非。
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