もう2012年出版の本なので、殆どの情報は陳腐化してます。

(本書で紹介されている最新のスマホがgalaxy S2ですからね)

本書を含めて2010年頃から「出版・新聞」というのは危機感があるのは書籍等でも雑誌等でも騒がれてますが、まず新聞に関してはボクは有料課金(理想としては、記者単位の課金)が必須だと思ってます。

未だに、新聞配達のおっちゃんが朝の4時頃に自宅のポストに入れるとか時代遅れですし、正直に言って前日の夕方くらいにYahooニュースとかに載ってます。

本書にも綴られているように、記者クラブ垂れ流しの情報であれば紙としての差別化対象はありません。



で、ボクは本が割と好きな方ですし書店にもよく行きますが、出版業界が衰退している理由は電子化や読書離れといった要因ではなく、書店や出版社の怠慢ですね。

記事のタイトルにもしている(茹でガエル状態)です。

出版業界は1990年代をピークに売り上げが減少し、今や大手の大半が赤字(本書によると、講談社などは収益の柱が不動産事業だと言います)。

今や年間8万冊。1日にすると100冊以上の新しい本が出版されるそうですが、はっきり言って出版界も書店でも読書にも対するアピールを殆どしてない。

書店とかでふらっと手に取った本を読むと(ネットに溢れた情報の総集編みたいな本が大半です。)ただ、粗雑乱用に大量に出版して再販制度で大量に返品されてくる。

本屋は本屋でただ取次から流れてくる本を並べるだけ。

それで売り上げが減りましたって言われても困ります。

漫画雑誌の売り上げが減ってコミックの売り上げが減っていると聞きます。

それを出版社はスマホのせいにする。確かに一面はそうでしょう。

その一方でONE PIECEや進撃の巨人は数百万部単位でコミックが売れている。この矛盾です。

少年ジャンプや少年マガジンが売れない理由は、ただ単におもしろい漫画が無くなったからですよ。少年ジャンプで読む漫画って「こち亀」と「ONE PIECE」くらいでしょ。

だったら240円払うよりコミックでいいというのは非常に合理的です。

例えば、村上春樹さんの本が売れてる理由をご存知でしょうか?

単純に面白いのも事実ですが、マーケティング戦略が非常に上手いわけです。

ハングリーマーケティングとも言われてますが、新刊の発売前には一切情報を流さない。

普通、本というのは発売前に作家仲間とかに配って感想を貰うのが通例らしいんですが、村上春樹さんの本は発売日まで内容は極秘だそうです。

それがテレビに取り上げられてさらに盛り上がる。

それが村上春樹さんの本が売れている一つの理由です。

もう一つの例として、ホリエモンさんの「ゼロ」という本があります。

あれは著名な編集者がチームを作って売れる本を書こうという戦略的な本です。

ただ単に(すごいの書きました・・)で売れる時代じゃない。

結局、今まで通りの古い慣習で仕事をしたら本が売れなくなりました。それはスマホのせいです。という傲慢な理論なんですよね。出版不況って・・。

正直に言って出版界が盛り返す方法は単純です。電子化とかじゃないです。

1.出版点数を減らす。
2.返品率を下げる。
3.良い本を出版する。
4.多めのマーケティング費用をかける。


こんだけです。

よく日本人の大半は読書習慣が無いと言います。

悪い意味では本を読む人が少ないという事ですが、逆の意味ではそれだけ市場が広いという事ですからチャンスです。
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