ドキュメンタリーとしては名作だと思います。キングコーン。

つまり、アメリカにおけるトウモロコシの話ですが、市場経済や合理主義をトウモロコシ通して語る作品です。我々は何気なく食べているトウモロコシ。その奥には深い世界があったわけです。


●あらすじ。

『いのちの食べかた』に次ぐ“食”の真実を捉えたドキュメンタリー。

現代人が口にするほとんどの食べ物は“とうもろこし”からできているとし、その安全性と私たちの体に与える害毒の深刻さを暴いていく。

食に対する意識と興味を喚起する1作。

(Amazonより引用。)

●感想。

大学生のイアンとカートはトウモロコシの世界をもっと深く知りたいと思い自分たちの畑でトウモロコシを栽培する事を決意したわけです。

周りからは(なんだこいつら?)みたいな感じで見られるわけですが、都会から田舎の田園地帯へ引っ越す。

そして栽培が開始するとまず驚かされるのがこの合理性ですよね。

1ヘクタールの農地を借りるわけですが、殆どの作業が機械任せ。

畑を耕すのも、種を植えるのも全て機械。そして、雑草なんて取りません。

除草剤を散布して後は育つのを待つだけ。その間に2人はトウモロコシの真実を調べるわけですが、完成したトウモロコシに食べた時の衝撃は大きかった。

甘くもなければ美味くもない。

実はアメリカのトウモロコシの大半は食用ではなく、家畜やコーンシロップ(日本的に言うとブドウ糖液糖ですか?)に使われる。

元々は複数種類のトウモロコシがありましたが、次第に淘汰されていく。

そして、トウモロコシはよ栄養の高いものへ変わって行く。それは、より大量のコーンシロップを作るため。そして家畜をより早く出荷するための合理性。

これがアメリカにおけるトウモロコシの真実なわけです。

本作の最後で2人はある思いを抱くわけですが、ボクが見た感想は(しょうがない)という事です。

別に誰かの陰謀論ではなく合理性を追求した結果、トウモロコシはそうなったという事です。

本作が難しい所が、じゃあこれを原始の栽培方法に戻すのか?と問われると違う気がする。

これを見て暴動を起こすわけでもない。

ただ、真実を知ってしまったものとして何か考えなければならない。

ドキュメンタリーとしては非常に面白い仕上がりになってます。

気になる方はDVDかTSUTAYA等でもレンタルできます。
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