ずっと疑問だった。別に宗教に詳しいわけではないけれど、アメリカがイスラエルを支援する理由。

非公式ではあるが核を保有しアメリカの莫大な援助によって最新鋭の軍事力を保持する。いったい何故?と、、。これは池上さんの本を読んでも分からなかった謎。そんな疑問を解決してくれるのが本書です。本書の凄さはユダヤ人にまるつわる陰謀論の本では無い事。

本書を読めば池上さんの本ならずとも「そうだったのか〜」という事が理解できると思います。


●イスラエルを守るのは当たり前?

アメリカがイスラエルを支援する大きな理由はユダヤ人です。イスラエルというのも超要約するとユダヤ教の聖地なわけです。他にもキリスト教・イスラム教の聖地されている場所ですが、ユダヤ人がイスラエルを守るという事は故郷を守る事に等しいわけです。

●ユダヤ人は少数派?

ユダヤ人自体は全世界的に言えば少数民族なわけです。話によると、500万人ほどしかユダヤ人は居ないらしいです。でもアメリカの議会。特に上院で30%近い議席を獲得している理由はアメリカを実質的に支配しているのがユダヤ人だからです。ユダヤ人ってめっちゃ金持ちなんです。

アメリカのフォーブスを見ても上位の多くをユダヤ人が占めている。Google創業者の2人もユダヤ人だそうです。じゃあ何故ユダヤ人がお金持ちなのか?これ本書には書かれてませんが、ユダヤ人の祖先が金融業の元祖を作ったからだと思います。その当時の世界。特に宗教観では両替商というのはイメージの良い商売ではなかった。

そのDNAを脈々と受け継いだ結果、ユダヤ人は商才があるというのがボクの認識です。

●ユダヤ人はお金持ち?

ユダヤ人は人口に占める割合は低いけれど、莫大な資産と影響力を持ってロビー活動を行っている。アメリカで選挙に勝つためにはお金が絶対条件なわけです。最近は小口の献金もありますが、それでも多くを大口の起業家が出している。本書にはユダヤを批判して落選させられた政治家の例も紹介されています。

ユダヤ社会では献金をする事が当たり前。ユダヤ人秘密の集会では、献金が多い順に名前が呼ばれ。その順位がある種のステータスになっている。

●そうだったのかイスラエル。

つまり、アメリカがイスラエルを支援する理由はユダヤ人であって、ユダヤ人の聖地がイスラエル。ユダヤ人は全人口に占める割合は少ないけれど、お金持ちが多い。その力を使ってアメリカ政治を牛耳っているというのがその回答です。

面白い話として、クリントン政権のあるクリスマスの日。ユダヤ人職員がクリスマスツリーの飾り付けを頼まれる「こんなのユダヤ人の仕事じゃない」と同僚につぶやいた所、「ここにはユダヤ人しか居ない、だから君がやるんだ」という回答が返って来たとか。陰謀論ではないイスラエル本としてはおすすめです。
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