オリックスの宮内さんに対しては様々な批判がある。小泉政権を利用した政商なんて異名もあるようですが、日本にリース文化を根付かせて大企業に成長させた手腕は確か。かんぽの宿とかありますが、それは今回は語りません。で、本書は宮内さんが経営について語るという趣旨の本です。経営論というと、多くの経営者が出してますが、本書が面白い点はもの凄く合理的なんですよね。

例えば、京セラの稲盛さんが全員経営として社員を大切にするのに対して、宮内さんは、「給与の格差はあって当然だし、日本はもっと雇用の流動化を計らなければならない。」という事を綴っているわけです。

利益の出ない企業は潰れていい。そして、日本企業の収益性は悪い。欧米並みの収益性を維持すべきだ。とも言っています。これは別の本ですが、宮内さんが実質的に支援していた元村上ファンドの村上さんに近い人なのかなぁ〜と本書を読んで思いました。面白かったのが、本書ではリースという分野に対して、借り手に対する発言が殆どない事です。

例えば、リース事業によって社会がより良くなって欲しいというメッセージ性は皆無であって、たぶん宮内さんにとってのリースはあくまで金を稼ぐ手段に過ぎないのかな?と、、。ただ、経営者として実績も出してますし、それはそれで正解だと思います。日本的ではなく米国的でボクの中では新鮮でした。
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