読書術の本はそれこそ数多く出てます。ボクも世間的に言えば読書家の部類に入ると思いますが、書店に並んでいると、ついつい手に取ってしまいます。本書は非常に全うな読書術です。大体、煽るタイトルの読書術の本ってハズレが多いんですが、これは当たりです。記憶する読書術とありますが、辺に速読術や独特な方法が書かれているわけではなく、本書を読めばすぐにでも参考にできる方法が載ってます。

●読書家は少数派?

これは驚きですが、おおまかに言って日本人のうち50%は1ヶ月に1冊も本を読まないそうです。NHKクローズアップ現代でも紹介されてましたが、1年に1冊も本を読まない若者は逆に少数派ではないようです。ニュースや情報はスマホで十分だと思っている若者は結構多いらしいです。本書の統計情報によれば、1ヶ月に10冊以上本を読む人は日本人の全人口の中で2%ほどに絞られるそうです。つまり、1冊でも多く本を読めば、それだけ他者よりも優位に立てるわけです。本書によれば、その人の年収と読書量は比例するらしいです。

●本の価格1500円は高い?

これは多くの方が言う事ですが、一見すると1500円って高いですよね。焼き肉ランチ1回分ですから、そっちの方がいいという人もいるかもしれません。でも本は著者が長年にかけた知識を凝縮させたものであって、決して高くはないとボクは思います。本書でもそのような事が書かれてます。

●忘れない読書術。

簡単に要約すれば、インプットだけではなく、アウトプットする事で本の知識は定着します。著者の場合はYouTubeやメルマガをやっているので特殊と言えば特殊ですが、普通の人でもFacebookやTwitterを使って「この本を読んでこう思った」とか「ここの箇所が面白かった」といった事をまとめておくと記憶に定着します。消去曲線という有名な法則?がありますが、何もしないと3日のうちに大半の記憶は忘れてしまいますが、忘れる前に読み返したりすれば記憶の定着が劇的に上がります。

●15分細切れ読書術。

やっぱり本を読めない人の一番の理由は「本を読む時間が無い」という事だと思います。で、本書では電車の移動時間やスキマ時間の15分を使って読書をする方法を紹介しています。ボクは一気読みタイプの人ですが、なぜ15分なのか?というと、それは集中できる時間ですよね。1時間読書時間を取っても、半分の30分で集中利欲が切れてしまうよりも細切れでも集中して読んだ方が記憶に定着するわけです。

●Amazonのギフト券で強制的に。

これは面白かったですね。本を買うのに躊躇してしまう人は多いと思いますが、それを避けるためにAmazonのギフト券を3万円分コンビニで買う事を著者は薦めています。まぁAmazon限定になってしまいますが、これによって飲み代や飲食代に消える事が無くなるので良い方法ですよね。

●感想。

なんだかんだ方法に色々な名前が付いているのが本書ですが、言っている事は非常に全うです。冒頭の読書する人は少ないというのは衝撃的でしたが、これは多くの方が言うように1冊でも多く読めばそれだけで圧倒的に優位に立てるわけです。ただ、本末転倒ですが、ボクは別に本の内容を定着される必要はないと思ってます。忘れたら読み返せばいいわけですし、本の内容が暗唱できるから優秀か?と問われれば答えはNOですよね。それよりもその知識をどう活かすかという部分に重点を置くべきだと思います。ただ、普段読書をしないとか、読んでも内容を忘れてしまう。といった人は本書を読むと「そうだったのか!」という驚きがあると思います。
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