ボクは澤上さんの本は10冊くらい読んでて、日本で長期投資を普及させた第一人者的な存在であります。書店でおっこれは!と思って手にとりました。正直に感想を言えば、1冊目からおすすめです。が、1冊でも澤上さんの本を読んだ事かあるなら、おすすめはしません。基本的に澤上さんが言っている事は全著作を通して「長期投資」、つまり長期投資をすれは、儲かる。そして、社会で良くなるという主張です。

冒頭で日本の財政が逼迫する。国債を大量に発行した結果、金利が大幅に上昇するのではないか?という悲観的な意見を主張している中で、長期投資こそ最高の投資だと言います。世界情勢、そして不景気。世界が混乱して株価が下がった時こそ買いのチャンスっ!そして長期投資は利ざやで稼ぐだけではなく、社会に貢献する投資だとも言っています。本書にも載ってますが、あのウォーレンバフェット氏は買った株に対して、「明日、市場が閉鎖されてもいい」と言っています。

ただ、本書がボクの中で残念な点は過去作品と比較して他の本と大幅な違いが無い点です。これは共通している事ですが、澤上さんの本は直接的な長期投資方法は語りません。確かに、現時点の株価は全ての情報を含んでいるので、短期的な利益を出すのが難しいというのは事実です。そのための長期投資。でも、こんな時に買えばいいとか。こんな会社がおすすめといった話が無い。例えば、「バフェットの銘柄選択術」的な本であれば良かったのですが、もっと具体的な事を知りたかったです。

澤上さんの1作目としては、おすすめできると思います。
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