ちきりんさん待望の新刊です。前著「自分のアタマで考えよう」から約3年の時を経て、今回のテーマははマーケットについてです。まぁ単刀直入に言うと、面白かったです。Amazonのレビュー等は見ると「アンチちきりん」的なコメントも多々ありますが、やはり凡人のボクかすれば、こんなに発想の転換ができるんだっ!という驚きでいっぱいでした。

●JALとANAの競合。

一見すると、航空業界敵は同じく航空業界のような気もしますが、実マーケット視点て見た場合は違う。例えば、航空会社が運営するホテルは他ホテルとの戦いだし、発行するクレジットカードの的は楽天カードかもしれないわけです。ただ単純にライバルを見るだけではなく、俯瞰視点で見た場合は違う。LINEだって直視すればライバルはFcebookかもしれないけど、会話という視点で見ればライバルはスタバである場合だってあるはずです。

●失敗する事こそ成功。

これは本書で一番響いた部分です。失敗はダメというのが日本の会社では通説ですが、こと世界を見渡せば失敗こそ成功の種。例えば、シリコンバレーでは成功している人間よりも、失敗している人間が採用される。逆に言えば、失敗してない人間は=チャレンジをしていない人間と思われるそうです。人間が成功する方法は一つしかなくて、それは失敗を繰り返して、それを成功に導く事です。

●10年で社会はがらっと変わる。

昔は会社に就職すれば定年まで安泰という時代かあったわけですが、今は違う。さらに一つのスキルが一生続くとは限らない。一つのプラグラムが出来るから。一つの特技があるから。では、これからの社会は生き残っていけないわけです。そういう意味で終社というのは時代遅れであって、10年毎に新しい知識を学ぶ姿勢を求められます。

●マーケット感覚を身につけよう。

本書にはジャパネットたかたが売っているものは商品ではない。という話が載っているわけですが、それと同じように物事を直視するのではなく、実はマーケット視点で見ると面白い事が沢山あるわけです。ある意味でジョンレノン的に言うイマジンの世界ですが、会社や個人は物やサービスを単に売っているわけではなく、そこから発生する感動であったり喜びを売りにしている場合がある。

そういう意味も含めて、ちきりんさんは「マーケット感覚を身につけよう」と言っているわけです。ちきんりさんが凄いな〜と思う部分はそこで、自分のアタマで考えようの時もそうでしたが、情報としては我々と変わらないわけです。

本書にもある「高校野球」だって多くの人が見ているし、同じ歯磨き粉を使っているかもしれない。ただ、そこから俯瞰して考えを深めるという事が大切なわけです。

その辺のロジカルな部分が凄いわけですね、たぶん多くの人が「こんなに物事を深く考えられたら」と思って、本書を買ってちきりんさんにお布施を払うわけです。(笑)

おすすめです。
スポンサーリンク