放送当時も見てたし、アニマックスでの再放送も見ていたけど、今更改めてTSUTAYAで全巻レンタルしので「ドラゴンボールGT」最終回の意味を考察してみようと思います。ドラゴンボールGTをGoogle等で検索すると関連語に「黒歴史」という言葉が出てきますが、これは本作が原作者の鳥山明先生の書いた作品ではなく、東映とフジテレビが作ったオリジナルストーリーである事。そして、何より最終回があまりにも意味深すぎたという点で挙っているのだと思います。

簡単なあらすじを説明するなら、、、

・ドラゴンボールには実は願いを叶える毎に不のエネルギーが貯まってしまう性質がある。ブルマのドラゴンレーダーの開発によってあまりにも短期間に願いを叶えすぎた。裏技を使って願いを3つに増やした事にも問題だった。そしてその邪悪なエネルギーの形としてドラゴボールから邪悪龍が登場した。悟空は地球を救うために邪悪龍と戦う事になる。

という事です。ベビー編とかありますが、最終回の考察という意味で割愛させて頂きます。で、本作が黒歴史たる所以はやはり最終回でしょう。キャラクター的にはスーパーサイヤ人4は人気もありますし、ボク自身も好きですが、最終回がとにかく問題だったわけです。まぁ超要約すれば、ドラゴンボールが完結したと今の時点で説明しておきます。

●一星龍との戦いで悟空はどうなったのか?

ボクの中での答えは、
悟空はドラゴンボールと何かしらの契約を結んだ。
が正解だと思います。まずその前に、最終回で一星龍の攻撃を受けて死んだと思われてた悟空が復活理由。そして銀河中の元気を集めて、元気玉を打つシーンで、一星龍が攻撃をしても死なない悟空を見て「何故、死なん?」と言うシーンですが、この時点で悟空は既に死んでいてドラゴンボールの契約によって一時的に生き返っていた可能性があります。その姿を見てパン(悟空の孫)が
おじいちゃん、神様になったみたい
という台詞がありますが、その時点で悟空は人間ではない何かになった可能性はあります。

●神龍(シェンロン)が現れた理由。

全ての邪悪龍を倒して地球の平和を救った悟空ですが、元に戻ったドラゴンボールから「いでよ神龍」と言ってもいないのに、神龍(シェンロン)が現れる。そして悟空が、
もうそんな時間か、、
というわけですが、ボクの解釈ではその時点でドラゴンボールとの何かしらの約束があったのだと思います。つまり、地球を救う代わりに命を捧げる的なものですね。

●そして悟空は?

これはネット上でも話題になってますが、最後にクリリンの元に現れて「あの時が懐かしいな、お前ズルばっかりしてたな」と回想するシーン。そして、ピッコロの元に行った時にピッコロから「家族の元に行かなくていいのか?」と問われる悟空ですが、それを断る悟空。ある意味でそれは人間を死んだ時と同じように、幻想だったのかもしれません。つまり、悟空はその時点で人間ではない何かになっていた可能性は高いです。ドラゴンボールのDVDBOXの特典によれば、あの時点で悟空は死んでいてその意味を知って欲しいからあのシーンを入れたとのスタッフ談もあります。

トランクスが最後に、
悟空は居ないけれど、これからドラゴンボール無しでどうやって生きて行くかにかかっている。
的な発言を言います。悟空が最後の願いとして、シェンロンに対して「地球の皆を生き返られてくれ」というお願いをするわけですが、この時点で地球が完全な状態ではなく、人間だけが生き返った理由は、ドラゴンボール無しで再建していく力が必要だというスタッフの思いがあったそうです。

●悟空はドラゴンボールになったのか?

Wikipediaによると、脚本の前川さんが
悟空は生きているのか死んでいるのかわからないというイメージのラストシーンは『ドラゴンボールGT』の企画立ち上げ時から決まっており、脚本担当の前川は「そこで死んだのかもしれないし、そうでない別のものになったのかも知れない。その判断は、ご覧になられた皆さんの想像に、おまかせします」とコメントしている。
とあるように、悟空は少なくとも何かになった事は正しいと思います。

で、可能性としては、

1.既に死んでいた。
2.ドラゴンボールと同化した=ドラゴンボールになった。
3.どこか別の場所に行った。


という3点が挙げられると思います。ドラゴンボールではZの時代から天国と地獄という設定がよく使われますが、ボクは天国でも地獄でもない場所に行ったと願いたい。やはりファンとしては、未だにどこかで修行をしている姿を想像したいですよね。最後にシェンロンの背中に乗った悟空が「シェンロンの背中はあったけぇな〜」的な発言をしますが、おそらく天国でも地獄でもないどこかに行った事は確かです。

●そして100年後。

これがボクがGTは黒歴史であるとする理由です。最終回のラストは悟空が消えてから100年後。パンの孫そしてベジータの子孫が天下一武道会で戦うシーンがあるわけです。そして、最後の最後でナレーションが入るわけです。
悟空がいたから楽しかった。これでドラゴンボールのお話はおしまい。
ある意味で製作陣のによる20年以上にわたるアニメ版を総括する言葉のようにも思えますが、「もう続編無理じゃん!」というのが本音です。今年公開の「復活のF」がフリーザ理由もこれでしょう。もう続編を作るとしたら、最終回をターミネーター3のようになかった事にするしかありません。原作の原作者鳥山明は、「連載直後でしたので、GTの設定をそれほど乗り気で描いた記憶はありません。頼まれた設定画は頑張って描きましたが」と言ってますが、これがドラゴンボールGTが黒歴史たる理由です。

悟空がシェンロンに乗っているシーンで、「おしまい」という事にすれば、続編が作れたのに、、。
ある意味でパン以外の登場人物が死んでいるという時点で黒歴史ですよね。

という18年を経た考察でした。

【追記】
いろんな意見がありますが、概ね同感です。

・ドラゴンボールGT最終回の意味を考えてみた。悟空の最後について
・ドラゴンボールGTの悟空って結局どうなったんですか?最終回だと、100年... - Yahoo!知恵袋

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