2014年も年の瀬という事で、年末的な企画です。2014年は実は映画評を本格的に始めた年でもありました。基本的に旧作中心に映画評も書いてましたが、最近は新作も割と増やしていたので、年末という事で2014年に見た映画の感想を簡単にまとめておきます。

Shibuya Toei 2
Shibuya Toei 2 / Dick Thomas Johnson

●アナと雪の女王 64点(100点満点中)

基本的に、この映画を2014年の1位に押す人は多いですが、個人的に「う〜んどうなの?」という感じです。確かに、興行的には大成功で子供たちが「ありの〜ままの〜すがた〜」って歌ってましたけど、歌を先行させたために構成的な部分がイマイチではないか?という思いもあります。

エルサが雪の城で「ありのままで」を歌って自由になる場面で「あ〜これはこのシーンを越えないな」って思ったのがまんまでした。後、伏線として用意されていた王子の話も、すごく中途半端な扱い。シンプルイズベストで正解なのかもしれないけど、結局、歌を覗けば中身は薄いっていうね、、好きな人には本当にごめんなさいです。

●テルマエ・ロマエ供 65点(100点満点中)

これも前作が素晴らしかったので見ました。確かに、前評判通り、OPのコロッセオのシーンは凄かったです。日本映画としては稀なほど予算がふんだんに使われていた。でも、基本的なコンセプトは前作と同様。前作は初めて未来に来た事で、オシュレットで絶叫していた阿部寛がツボにはまったけれど、今回は「あれ〜ルシウスちゃんまた来たの?」みたいな感じでした。

上戸彩演じる真実といい感じになった前作から今作でまた展開があるのかな?と思いましたが、思ったような展開では無かった。結局、全てをテルマエで解決する事に問題があります。

原作を読んでないので何とも言えないけど、あれが原作のラストだとしたら、原作に問題有りです。

●名探偵コナン 異次元の狙撃手。 56点(100点満点中)

ボク、コナン大好きで映画版は全作見てますが、正直、がっかりという印象です。確かに、演出面では豪華になったものの、肝心のストーリー的な部分が問題ですよね。やっぱり事件が起こって、それをコナンが捜査しながら真犯人に結びつけていく。というのが醍醐味だと思うんです。

初期で言う、「時計仕掛けの摩天楼」とか「14番目のターゲット」とかで、おいおいこいつが犯人やったんかい!という驚き。ただ、最近のコナン映画は本当に事後報告が多い。「絶海の探偵(プライベート・アイ)」とか、本作も同様で、コナンが捜査するのではなく、コナンが聞き耳を立てていた間に事件が解決する。眠りの小五郎とか、蘭の危機が、といった事が薄いです。

ただ、やっぱり年々宣伝だけは上手くなってきて、本作もベルツリータワー(※ほぼスカイツリーの事で、映画の設定)である人物が狙撃されるシーンがPVとして流れてましたけど、見たくなりますよね。(笑)

あと、本作はラスト5秒で本編にかかわる重要なネタバレを含みます。これは超重要。

●ドラえもん 新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜 67点(100点満点中)

本作はかなり原作に忠実に製作される映画です。新・鉄人兵団とか、新・魔界大冒険とは違ってほぼ原作通り、ただボクは逆に「これこれ改編するべきだったのでは?」と思いました。はっきり言ってドラえもん劇場版の中でそれほど記憶も無い。あっそういえば「のび太の大魔境」ってあったな、という感じです。

やっぱり製作されて80年代はそれこそ、巨神兵が動くだけでエポックメイキング的な事だったけど、トランスフォーマーであれだけ動きの映像を見ていると、それほど驚きはないです。

●STAND BY ME ドラえもん。 36点(100点満点中)

今年の興行収入2位らしいですが、確実に今年ワーストです。まず本作から「ドラえもん」に対するリスペクトが感じられません。原作から泣けるエピソードを抽出して編集した作品です。お涙頂戴の最たるものですね。

●クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん。 90点(100点満点中)

これは、クレしん映画でも相当上の方です。ある日、ひろしがロボットに改造される。ロボットになって初めて気づいた父親としての存在。そして夫としてのひろし。ひろしを女目線で見るみさえの表情も見所の一つ。そして、実はひろしをロボットに改造した真犯人が、、。そして、最後の腕相撲のシーンは涙無しには語れない。父親の存在、男としての誇りとは?

●青天の霹靂。 86点(100点満点中)

これは個人的に2014年の邦画ナンバーワンですね。マジックバーで働く主人公。人生の意味を見つけられず、何となくの人生を過ごしていた。そこに掛かって来た1本の電話。消息不明だった父親が死んだという知らせだった。そして、ホームレスとして暮らしていた父親のテントにあった幼かった自分の写真。そこで、カミナリがばーんっと。そこは自分が生まれた昭和48年の浅草だった。そこで知った自分の誕生の話。そして、父親と母親の真実。憎んでいたはずの両親が実は自分を愛していた事を知る、、そして最後に隠されたマジックとは?
スポンサーリンク