三橋貴明さんと言えば、書店に言えば絶えず何かしらの新刊が置いてあるほど、今、人気の方です。基本的に三橋さんの本は何冊か読んでますが、基本的に今までの著書は池上彰よろしく、初心者向けのムックが多かったです。池上さんにみたいに素人向けの本を書く方なのかと思ってましたが、本書は良い意味で予想を裏切ってくれました。書いてある事は平易ですが、今までの著書と比べると、結構難しいです。



日本とは何か?

日本に生まれるは何か?

日本に生きるとは何か?




という点が綴られています。



例えば、冒頭に書かれている日本という国の歴史です。日本人は欧米に対する憧れを持っています。少なからず、、。ハリウッド俳優だったり文化に対して。でも有史以来、2000年間も同じ国家「日本」として成立しているのは我が国だけなのです。例えば、中国は今でこそ「中華人民共和国」ですが、昔で言う「漢」日本と戦った「清」であったり、その上で国民としても統一していない現実があります。そんな中で言語も民族も統一している数少ない例が「日本」なのです。君が代を詠わないとか、国旗を敬愛しないとか教育面では色々と問題もあると思いますが、もっと誇ってもいい。その点は共感しました。



小学校からの英語教育が注目を集めます。ただ、日本人に英語か必要なのか?その点に対して、「日本の翻訳文化は優れている。自国の言葉で大学まで学べる数少ない例だ。海外の大学の授業が英語でない理由は、それは自国の言語に翻訳できないため。仕方なく英語を採用している。」と綴っています。



政府や政治家が国民のために何をすればいいのか?三橋さんがよく使う言葉として「経世済民」というものがあります。簡単に要約すれば「世を経(おさ)め民を済(すく)う」とうものです。国家の役割は経済を維持して、国民をすくうこと。これが役割でもあります。



日本は優れている。悲観しているだけで、本当は素晴らしい国なのだ。というのが三橋さんの主張でしょう。日本銀行の役割や公共事業、税金まで幅広い事が綴ってあります。確かに、一部では批判もあるでしょうが、ある部分において。それは人ぞれぞれですが、的を得ていると思います。その点に関しては、既刊の焼き増しではあるけれども、、。



日本人として日本を再認識させてくれる本です。
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