こんなニュースが流れていた。



・グリー純利益73%減、特損51億円計上 7〜9月



まぁ一時期は「俺たちは任天堂を倒す方法を知っている」といった話が注目を集めましたが、「パズドラ」や「黒ねこのウィズ」のように操作性を重視して、少ない課金でも楽しめるゲームの台頭で飽きられた、というのが少なからずの事実なんでしょう。今後の事は分かりませんが、「ドリランド」のコンプガチャのように、多額な課金を要求するゲームは時代遅れです。



E3 Expo 2012 - GREE booth
E3 Expo 2012 - GREE booth / Doug Kline




で、GREEが衰退する理由は、簡単に言えばそういう事なんですが、一番重要なポイントは「天才」の存在がいなかったという事です。ゲーム業界に関わらず、企業が成功する背景には、やはり1人の天才の存在がいるわけです。分かり易い例ではアップルのスティーブ・ジョブズ氏。アップル繁栄した理由は小学生でも「ジョブズ氏」だと分かるでしょう。それはIT業界に限らず、ゲーム業界でも同じです。



●任天堂を支える「宮本茂」という男。



マリオの生みの親として知られる任天堂の宮本さんですが、実は様々なゲームの生みの親でもあります。例えば、



・スーパーマリオ

・ゼルダの伝説

・どうぶつの森

・ピクミン



任天堂最大の資産はやはりマリオなわけで、その生みの親が宮本さんなわけです。マリオシリーズの殆どの作品でプロデューサーとして関わっていて、その数は10や20作品ではくだりません。実際、社長の岩田氏と共にソフトだけではなくハードでも関わります。宮本さんはもう60歳ですが、宮本さんが居なかったら任天堂が今のように存在しているのかも疑問です。逆の意味では、任天堂のアキレス腱は宮本さんなわけです。ただ、ゲームの歴史を作った事は事実なわけで、任天堂はまさに宮本さんの歴史でもあるわけです。



●スクウェア・エニックスの繁栄を作った2人の男。



任天堂に宮本さんがいる一方で、スクウェア・エニックスにもゲーム業界を変えた2人の男がいるわけです。1人目はご存知、FF(ファイナルファンタジー)の創始者である坂口博信さんと、ドラクエの生みの親てである堀井雄二さんです。今のRPGゲームの基礎は殆ど、この2人の功績が大きいと思います。個人的にFF最強は8で、ドラクエ最強は5だと思ってます。異論は認めますよ!スクエニの売り上げもFFとドラクエが発売されると急激に伸びるわけで、いかにこの作品の期待度が高いかが言えますね。



●結局は、ゲーム業界の栄枯盛衰に必要なのは1人の天才。



宮本さんにしろ、坂口さんにしろ堀井さんにしろ、ゲーム業界は殆ど1人の男の才能で決まるのだと思います。どのゲームメーカーでも新作が連続でヒットする事は少なくて、ある人気タイトルの続編をリリースする事で収益を上げるモデルです。よく勘違いされるのが、こういったヒット作品が生まれるには、高額な報酬(宮本さんだったら、ヘットハンティングでもっと稼げると思うけれども、、)は必ずしも必要だとは限らなくて、GREEのように有名大学の学生を年収1000万円で採用したからヒット作品が生まれると限らないんですよね。



やっぱり技術とセンスは別物。



ある意味でヒットやヒットメーカーも偶然で、異図的に生み出す事は難しい。でもゲーム産業に限らず多くの産業で1人の天才が会社を変えて行くのは事実だと思います。



●GREEには天才が居なかったから衰退した?



天才と秀才は違います。GREEが衰退した理由は、勿論、ゲームの質や魅力なんですが、それ以上に内部に1人の天才を抱えてこなかったという事が大きいです。ベンチャーの場合、多くは経営者が天才なんですが、GREEに関しては社長がカリスマクリエイターではなかった。これはモバゲーの南場さんも同じですが、経営者がしていた事は素晴らしいゲームを作る事ではなく、素晴らしいビジネスモデルを作る事に注力してしまった。これがGREE衰退した一番の理由だと思います。



パズドラはやっぱり森下社長か天才だったわけですよね。



ゲームはお金が絡んだ瞬間に魅力を失って行く。



任天堂に、横井軍平や宮本茂。それぞれ必ずしもエースとしてゲームに最初から携わっていたわけではない。天才は必ずともエリートの中に居るとは限らないのかもしれませんね。








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