これは結構、多くの人が「なんで指紋認証が付かないんだ?」と不満を漏らしていました。新型の「iPad Air」にiPhone5Sに搭載されている「Touch ID」が搭載されなかった件です。確かに、5万円を越える価格を考えると、付いていた方が嬉しかった。でも実は、戦略的に考えると、今後もiPadに指紋認証が付く可能性は薄いと、僕は思っています。その理由は簡単で、iPhoneが外で使用される事に対して、iPadは自宅、それもリビングで利用される確率が高いからです。



価格比較大手「価格.com」が調査したデータによると、iPadをどこで使用するか質問したところ。



http://kakaku.com/research/report/044/p05.html



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ほぼ自宅で使われている事が分かります。ビジネスで使用している方も多いのは事実です。日本国内では、全体の7割がWi-Fiモデルだそうです。SoftBankやauでは携帯回線でWi-Fiに繋がなくても全国で利用できるプランを開始しています。でも実は、iPadを外で使う人は少数派なんですよね。で、よく考えて欲しいのが、iPadに指紋認証が搭載されたとして、家族4人いて指紋を登録する意味があるのか?という事です。iPhoneがメールや電話番号を入れるのに対して、iPadはネットを観覧する程度の事しかしません。一々、指紋を解除する意味はありません。登録するのも面倒ですし、そもそも本体に機密情報を一般の家庭では入れません。それはアメリカであっても同じでしょう。パスコードがあれば十分でしょ?と言われれば、それまでです。



タブレットの主戦場はあくまでリビングであって、少数派の指紋認証の機能を追加するかは厳しいでしょう。もしかすると、次のモデルで搭載される事もあるでしょうが、リビングで使うのであれば機能は付いていても、利用しない家庭が多いと思います。ビジネスマン向けに「iPad Air」や「iPad mini」よりも高性能な端末が発売されれば話は別ですが、リビングが主戦場のiPadにおいて、指紋認証の需要は少ないのが、今回の新型に指紋センサー「Touch ID」が搭載されなかった理由だと思います。
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