最初の公開当時に見た時は「これはコナンじゃないっ!」と酷評してましたが、DVDで改めて見るとね思ったより良かったです。ただ、やはり持論として何度も言っている「こだま兼嗣監督」以降のコナン劇場版に正解は無いは本作でもそうです。もうね、はっきり言うとこだま兼嗣監督以降のコナンは推理物という路線から、ダイハード路線に変わってしまっているわけです。謎を解いて、謎を解いて、うわっっーーあいつが犯人だっのかそんなトリック分からんかったわ!という驚きはない。でも本作をボクが評価する理由は、まぁこれはこれで正解なのかもしれないと思った点です。

●あらすじ。

物語冒頭、男の子が謎の男に追いかけられる。そして、その少年は数年間という長い眠りに付くことになった。アガサ博士と高速のトンネルを走行中コナンは謎の人物を発見する。その男がトンネルに爆弾を仕掛けているのを知ったコナンは博士が開発したスケボーが高速を逆走する。犯人の狙いは再選を果たした朝倉都知事が参加する都営地下鉄15号線・東都線のトンネルの開通式だった。そして仕掛けられた爆弾が爆発するのだが、コナンが新一の名前を使って目暮警部に電話していたため、大惨事は免れた。犯人の動機が朝倉都知事が進めていたダム建設なのではないか。そう思ったコナンたちは、ダムで埋められ移設された「新潟県北ノ沢村」を訪れる。奇妙な偶然で再開した小学校時代の幼なじみ。そして、長い眠りからさめた少年。そしてある事件をめぐる物語、そして最後に待ち構える緊迫の15分とは?

●感想。

まず推理やトリックに関しては本作は皆無です。確かに、コナンが事件の真相を探る事は事実ですが、これが推理と呼べるのか?問われれば疑問です。あいつが犯人かもしれない、そういった推理はあるものの、「14番目の標的」や「瞳の中の暗殺者」を見て育った世代としては、これは無いです。冒頭でも言ったように、これは名探偵ではなく、コナン版のダイ・ハードです。結局。その本筋の事件に関係してくる少年。冒頭で崖から落ちて植物状態になる。でも、本作で殆ど活躍しないんですよね。はっきり言って居るだけ。冒頭であれだけ意味深なカットを入れたんだから、もっとガッツリ本編と絡んでも良かった。そして、これは最近のコナン作品の特徴ですが、毛利おっちゃんの扱いが酷い。最後に麻酔銃で眠らされて「ふひぇ〜ふひぉ〜」と眠れされて、「冗談はこれぐらいにして」と推理が始まり、真犯人が明らかになる。これがコナンの醍醐味でしょっ!

でもボクがこの作品が割と好きな理由は、最後のシーンが割と良かったからです。
名探偵コナンはとしては無いけれど、劇場版としてありです。本当にここは凄かったです。

ただ、犯人の動機については納得いきませんよ。あれであれは無いでしょっ!

犯人の手によって次々に爆弾が爆発する。さぁどうするコナン?ですよね、、。
普通に考えたら無いけれど、これはこれで許せます。

ただね、あれだけスケールの大きい事をやっているのに、世界観は狭いです。
本当に田舎で休みの日に起こったちょっとした事件簿的な扱いです。

ダイハードのコナンとしては完成度はまあまあだと思います。
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