Googleとアップル。世間的に言えば対比される環境にあります。Googleに比べてアップルの売り上げが低下した。そいった使い方をされるわけです。AndroidとiPhone。同じプラットフォーム、しかし両者にはまったく違ったビジネスモデルがあった。まさに、本書は目から鱗な事が綴られています。残念ながら2010年出版の本ですが、その基本的な事は変わってないと思います。

●広告を売るGoogle。

Googleの収益源は何か?たぶん多くの人は「Androidで儲かっているんだろう」と思っているかもしれません。しかし、Googleは極論を言えばAndroidから1円も収益を得ていないのです。AndroidはGoogle社が世界の携帯メーカーに無料で提供するOSです。AmazonのKindleFireも外見はAndroidっほくないですが中身はAndroidです。ではGoogleの収益源は何か?と言われれば、それは広告です。例えば、皆さんが「東京 美味いラーメン」と検索すると、右側と上部に広告が出て来ますよね。これは「アドワーズ」というGoogleの検索広告であって、それがクリックされる事にGoogleに手数料が入る仕組みになってます。今は不明ですが、9割近い利益の殆どをこの広告収益で得ています。つまり、Googleは広告会社という事になります。

●ハードを売るアップル。

対して、アップルはハードを売って儲ける会社です。例えば、アップルがiOSの新バージョンを無料で公開する理由も、アップルにiムービーやページスといった「マイクロソフト」などが有料で売っているようなものが無料で公開されている理由は、つまりは、ハードを買ってほしいから。ある意味でアップルは新しいようで古い。例えば、iPhoneは一括で買うと8万円くらいしますすが、実は原価は2万円ほどだと言われています。いかに高いハードを買うためのクオリティを維持するのか?それがアップルが抱える永遠の悩みです。

●検索が2倍に増えれば利益も2倍。Googleが無料で公開する理由。

GoogleがAndroidやGoogle、はてはYouTubeを無料で公開する理由は広告収益の貢献があります。もの凄く単純に言うと、全世界のGoogleの検索数が2倍になれば、必然的に利益は2倍になるわけです。なので、Googleは例え赤字であったとしても、コンテンツを無料で公開するわけです。

●広告は悪か善か?

元々Googleの創業社である2人は広告に対して否定的だったそうです。スタンフォード大学の学生であった2人は失敗したら大学に戻ればいい。そう考えたいたそうです。いかに適切な結果が出るか、ある意味で研究的な意味合いがあった。でも世界はそれを許さなかった。経営にあのエリック・シュミットを招き、倍々ゲームで増加させていった。

ハードを売るアップル。
広告を売るGoogle。

似ているようで違う2社なわけです。
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