基本的な電池の歴史を紐解く事ができます。電池が負ければ日本は負けるというタイトルですが、本音を言えば、電池自体が未だに日本が優勢である事は間違いありません。もともと乾電池というものを発明したのが、日本人という事にも由来していますが、サムスン電子などの韓国勢にも渡り合っている点では評価できます。ただ、電池自体は作れても、本書で綴られているテスラモーターズなどの電池システムでは後手に回っている。極論を言えば、電池は作れるけど下請け的に電池を生産しているだけとも言えます。

●テスラモーターズの技術。

例えば、テスラモーターズの電気自動車には、パナソニック製の電池が1台辺り6000個ほど設置されているそうです。でも、それは単に電池が並べられているだけではなく、何個かの電池を1セットとして構成している。その制御こそが技術の要なわけです。満充電すると品質が落ちる電池の特製を理解して、90%以上は充電されない仕組みになっている。さらに、温度が上がると劣化する電池のために、水冷で電池を冷やす仕組みを開発している。

●最終的に電池は凡庸品に?

確かに、日本の電池産業も優れてはいるけれど、使う側。例えば、テスラといったメーカーの方が将来的には魅力的なのではないか?このままでは確実に低価格化する電池の流れを受けて疲弊していくのがオチなのではないか?と思いました。
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