ボクの中で劇場版ドラえもん最高傑作は、これか「のび太の宇宙小戦争」だと思ってます。特に、ドラえもん箱庭3部作「のび太の日本誕生」「のび太の創世日記」「のび太と雲の王国」は結構好きです。これは創世日記の時も書きましたけど、もう設定がずるいですよね。自分で雲の王国を作ろうっていう発想、もうこの時点で面白いのは確実じゃないですかっ!

●あらすじ。

のび太は先生が雲の話をしているので、「先生、天国の雲はどこにあるんですか?」と質問した。教室内は大爆笑。先生からは「のびは何年生になったんだ」と呆れられる始末。それをジャイアンとスネ夫にいじられ、「天国はあるんだ」と大ボラを吹いてしまう。図書室で雲に関する本を借りてくるが、今度はそれは童話の世界だとドラえもんに笑われる。ショックを受けたのび太は家出を決意するが、ドラえもんからの提案で、天国を探すよりいっそ自分で作っちゃった方がいいとすすめられる。その事から、のび太とドラえもんの雲の王国作りが始まるのであった、、。

●感想。

まず冒頭の台詞が結構好きですね。のび太が「あれ不思議、雲は固まると雪になるのに、雲固めガスはなぜ固まるんだろう?」という台詞。ドラえもんが「その説明は長くなるからやめておこう」と逃げるわけですが、あ〜なるほどそういう逃げ方もあるわけねと、面白かったです。たぶん、本作はドラえもん劇場版でもっとも環境問題を扱っている点です。実は、地球の雲の上には天上世界という別の人類が暮らしていた。しかし、地球の環境破壊やオゾン層の破壊を受けて、地上を洪水で破壊する「ノア計画」が進行していた。どこでもドアをくぐると、そこは洪水で地上は壊滅。ママ〜と叫ぶのび太。これは子供向けとは思えない展開。ある意味で前半はほのぼのとした展開なんです。雲の王国作って、皆で楽しもうっていう。後半で一転、シリアスな展開です。

また話が変わりますけど、本作で3回流れる武田鉄矢さんの曲がま〜素敵。「お〜い雲よ」ってやつね。これがまた良いタイミングで流れるんだよね〜。1回目があそこで、2回がそこ、そしてEDでどーんって感じです。子供向け作品とは言え、結構なハードボイルドっぷり。密猟団みたない犯罪者がのび太の王国を乗っ取ってしまう。雲の王国に配備された大砲で天上世界の破壊しょうと企む。最後のドラえもんの行動は涙無しには見られない。実は、本作のラストは、F先生ではなく、スタッフが書いたそうです。この時期、F先生は体調を崩して、入院しいたそうです。個人的にあのラストは納得ですよ。未来に繋げた感じが良い!!

で、本作には懐かしいキャラクターが色々と登場します。
やっぱり一番驚きだったのは最後に登場するあのキャラクターです。

もののけ姫も一応は環境問題を扱った作品であるものの、子供向けという視点では本作の方が直接的で「地球の環境を守らなくちゃ」といった思いにさせてくれます。うわ〜どうしょう。「のび太の宇宙小戦争」とどっちが名作かな?
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