大前さんの本は読む度に驚きがあります。勿論、綴ってある内容もそうですが、一番の驚きは時を遡れば平成維新(1989年あたり)の頃は言っている事は大きくは変わっていないのに、そこで提案されている事が国家として何も活かされていない事です。10年前の政府も今の政府もそれほど変化はない。例えば、年金問題に関してもあれだけ騒いでいて、年金記録が今現在どうなっているかも多くの国民は知らない。結局、年金は将来、貰えるのか?貰えないのか?さえ分からないまま、支給年齢だけがドンドン上がっていく。本書で大前さんは、遅かれ早かれ年金は年金は破綻するのだから、一度ゼロに戻して再構築した方がいいと言います。

例えば、本書で語られている提案をまとめると、以下のようになります。

(1)国家シンクタンク「ザ・ブレインジャパン」の創設。
(2)年金制度の見直し、2015年の崩壊前に「新2階建て方式」への移行。
(3)原発の推進(※たぶん現時点では無理で、出版された2009年の話)
(4)所得税・法人税・消費税廃止。資産課税と付加価値税の導入。
(5)日本全員分の水田が埼玉県の補助金で買える。海外で日本人が作った作物に関しては、日本産と同等の扱いをする。
(6)答えのない教育、「英語」「IT」「ファイナンス」が生きるための3種の神器。
(7)道州制の導入。改憲ではなく、創憲。

語られている事は、やはり2009年から5年経った今から考えると無理がある部分もありますが、民主党政権でも安倍政権でもそうですが、長期的なビジョンで日本を語る者が少ないという事実はあると思います。毎年新刊が出てますし、是非には薦めませんが、これはこれで刺激的ですよね。

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