ネタフルのコグレさん、和洋風KAIのするぷさん。ブログで生計を立てるプロ・ブロガーお2人が綴ったブログで成功するための方法をまとめた本です。これは第二弾で前回の「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意 」とは基本路線は同じなのも、今回はいかにブログにアクセスを集めるか?に焦点を当てた本です。正直に言うと、前回の本は僕の中でしっくり来なかったんですが、でも今回の本は良いです。

前もって言っておくと、この本を読んだからといってブログのアクセス数が爆発的に増えるという事はありません。CSSやSEOをいじる方法も紹介されていませんが、コードがいじれない僕を含め、殆どの人にとってはピンと来ない内容です(その辺の細かい説明は本書に譲ります)。前回よりも、より専門的になっています。ただ、この本が綴っている大きなテーマは「ブログといかに向き合うか?」といった姿勢です。ブログは長期投資だと僕は思っていますが、月収100万円欲しいからブログを始めたんだ、という人は大抵、その前に挫折して終わります。 1年〜3年間は毎日更新し続けないと効果は出ません。最高のアクセスアップ術があるとすれば、書き続ける事です。

本書はそんな「書き続ける楽しさ、方法を解説しています。」それが、つまりアクセスアップなのだと、、。

●アクセスアップは、数字が目的じゃない。


ブログを始めた時の思いを持っているだろうか。「誰かに自分の表現を認めてもらいたい」「率直にお金が欲しい」色々だと思います。ただ、短期的なアクセス数は稼げても長期的に、そして人として評価されるわけではありません。コグレさん自信、100万PVのブロガーとして様々な場面で活躍していますが、アクセス数が人脈を作ったわけではないと言います。本書ではアクセスアップの方法が紹介されていますが、短期的なアクセスではない。ある意味で質の高い読者を獲得する方法が紹介されています。

●筋トレのようにコツコツ書き続ける事がアクセスアップの大前提。
書き続けることは、ブログの基本中の基本です。ブログは、どこかで「完成」するものではありません。書き続け、新しい記事を公開し続ることが、読者にとっても、書き手である自分自身にとっても、ブログの存在価値なのです。
するぷさんは、ブログの記事を増やして行く事を「ブログ筋肉を鍛える」と表現しています。

僕はブログを運営する上で「1記事10アクセスの法則」というものを持っています。理想としては、1つのワードで1日に1,000人とか1万人くるのが理想ですが、相当なビックワードで上位に食い込まないかぎり無理でしょう。正直に言うと、1日に1万アクセスを稼ぐのはそう難しくありません。例えば、1つ10PV稼ぐ記事が1,000個あればいいわけです。毎日1個で3年で約1,000記事。コグレさんやするぷさんも言うように、大量に記事を書く理由はそこにあるのです。

●数値目標として、今後半年間に書くブログの記事数を考える。
アクセスアップを考える以上、本当に気になるの数値目標はアクセス数ですが、アクセス数には自分がコントロールできない(中略)しかし、記事数を目標にすれば、自分の努力しだいで、確実に達成できます。(中略)では、半年間に何本程度を目標に設定するべきでしょうか?(中略)少し高めに言います。200本を目標にしてください。1日1本、1ヶ月で30本、半年で180本。調子のいいときに複数本書けば、きりのいい200本になります。
たぶん、これがブログで成功するか否かの大きなターニングポイントでしょう。例えば、多くの人は1本の記事で爆発的なアクセスを稼ぎたいと思うでしょうが、殆どの場合において不可能です。これも先ほど説明したように、ブログで成功するには長期間が必要な理由でもあります。

●強すぎる批判や「炎上」が生むアクセスは麻薬だと心得る。
自分の意見を強く掲げ、対立する意見は批判し、時には激しい論戦になったり「炎上」したりすることも辞さないというブロガーもいます。そのようなスタンスがよくないと言うつもりはありせんが、そのようにして稼ぐアクセスは、麻薬であるからです。
炎上マーケティングという言葉も最近は聞きますが、炎上で得たアクセス数はやはり炎上でないと取り戻せない。ブログにとって何より大切なのは長く続ける事です。炎上を持続的に起こせる、批判も搔い潜れるのなら良いと思いますが、長く続けるため、読者から信用されるためにも、健全(クリーン)でいる事は大切だと思います。

●アクセス数の熱病は、ブロガーの通過儀礼?


これは本書でもの凄く共感した箇所です。正直に言うと、この一文に出会っただけで買った価値はあったと思います。
ぼくは、一時期、はてなブックマークのホットエントリーを狙っていたことがありました。今でも定番の手法としてありますが、あるテーマに対して小ネタを集めて「○○するための○個の方法」のような記事を、いくつも書いていたことがあります。(中略)しかし、あるとき不意に「あれ? 何をやっているんだろう?」と、よくわからなくなって、そのような書き方をやめました。ぼくは特別に「○個の方法」という記事が書きたかったわけでもなく、小ネタを集めてお得感のある情報を発信したかったわけでもないのに、いつのまにか、そのような記事を書くことに集中していたのでした。
このブログでも同じ経験があります。僕もブログではてなブックマーク狙いの記事を書いていた経験があります。それこそ自己啓発本を大量に読んでエッセンスをまとめた記事を書いたりして、それなりに有名になりましたが、実際問題として、それを書いていて楽しかったか?というと嘘になります。ただ、まだ持続的に爆発的なアクセスが稼げればいいですが、今となってはそういったエントリーは今ではブログ全体のアクセス数でトップ10にすら入っていません。

結局、自分のブログなんですから、好きな事を書いていたいですね。

●10年間ブログを続けて得られたものは?
ぼくがブログを10年間書き続けた結果、手に入れたものは、ズバリ、お金でした!、、と、身も蓋もないことを書くと、喜ぶ人もいるかもしれませんが、それだけでは、あまり適切な言い方ではないと思います。お金が得られたのは事実です。ブログからの収入で家族を養っているわけですから、大切であることは間違いありません。しかし、お金しか得るものがなかったら、ひょっとすると、ぼくはほかの仕事をしていたかもしれません。

ブログから得られたのは、ほかにない貴重な仲間
この言葉は凄いですよね。やっぱり何か形にして得られるものって良いと思います。現実問題として、人見知りとかあって全員がブロガー仲間を作れるわけではありませんが、読者の反応であったり、お金やPVでは勝ち取れないものってあると思います。

●まとめ。


本書はブログのアクセスアップを目的にした本です。でも読み終わると、ブログ(ブロガー)にとって大切なものが心の中にじわーっと染みてくるようです。たぶん、僕のブログはこの本を読んだからといってすぐに効果はでないでしょう。たぶんそれは読んだ人全てに共通する事です。詳しいアクセスアップ術は勿論、本書に譲りますが、ブロガーとして大切な事を教えられた本でした。

全てのブロガーにおすすめです。
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