ボーン・レガシー ブルーレイ+DVDセット(デジタル・コピー付) [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル (2013-02-20)
売り上げランキング: 75

マット・デイモン主演の「ボーンシリーズ」は傑作だった。CIAやトレッドストーンなど謎の組織の裏側を激しいアクションと綿密なシナリオで展開する。シリーズ通して3回くらい鑑賞している。見ていてハラハラするし、ドキドキもした。21世紀のアクション作品の名作といって過言でない。アイデンティティーだったか…住宅がガスで爆発する演出は実際に家を破壊するこだわり。率直にすげぇ!と思った。ビル越しでパメラランディに電話するシーンも印象的。そんなボーンシリーズの系譜を引き継ぐのが本作「ボーンレガシー」だ。簡単にあらすじを説明すれば、ボーンの裏で起こっていたサブストーリーという設定なのだろう。マット・デイモンに代わりハードロッカー、ミッション:インポッシブルで活躍した「ジェレミー・レナー」を起用した。

正直に言うと、本作はボーンという名前が付いているが、ボーンではないと思った。一番の問題点は本作のストーリーがややこしい点だ。ボーンの良さは綿密はシナリオだったと思う。冒頭、山で訓練を行うアーロン・クロスの姿が映し出される。これが約30分近く続く。たぶん本作を形容する言葉があるなら「ファイナルファンタジー」の2が付いた続編だったりする。基本的にボーンシリーズを全て見ている人は黒幕が誰であるか、トレッドストーンが何なのかについては、十分に承知です。

今でのボーンシリーズは「ロバート・ラドラム」という人の小説がモデルになっていた。彼の死後、ラストベーダーという人が書いた「ボーンレガシー」という小説があるが、本作はそれとは内容が異なっているそうです。監督人事にしても色々とあったらしいです。前作までの監督か降板し、マット・デイモン自身もボーンシリーズに戻る事はないだろうと、語っているらしい。今回、監督を担当したのはボーンシリーズで脚本を担当したトニー・ギルロイ。あれだけ濃密な脚本を書きく人なのに、今作の完成度は残念でならない。本作が何のために公開されたのかは謎が残る。結局、「ボーンレガシー」とはどういう作品なのだろう?脚本がイマイチなのでせめてアクションシーンは!と期待したが、最後の最後でいともあっさり、ドカンっ!と敵が死んでいく。ジャッキーチェンじゃないけど、殴り合って血だけになってビルから落ちる。みたいな演出が欲しかった。たぶん、もっと分かり易い脚本と展開だったら良かったか?と思います。ビジネス的な臭いがしたのは僕だけでしょうか?人気作の続編だから興行的に成功する。そんな甘えが製作陣にあったのかもしれない。
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