よく、アイディア出しの時に使われる「オズボーンのチェックリスト」というものがあります。簡単に説明すると、以下のようなものなのですが、ビジネス界では割と有名な方法かもしれません。あらかじめ準備したチェックリストに答えることでアイデア発想する方法です。具体的には、アイデアのテーマや対象を決めて、チェックリストの項目のそれぞれに対してアイデアを出していきます。 お土産屋さんブログさんというブログで紹介されいる絵がとても分かり易いです。

以下のような項目に当てはめていきます。(↓)

オズボーンのチェックリスト

出展:お土産屋さんブログさん

でも今回紹介するアイディア術である「アイディアしりとり」はオズボーンのチェックリストよりも、さらに画期的なものとなっています。これを発案したのは、一時期、社会現象になった「∞プチプチ」を開発したバンダイの会社員の方です。元々本人は天性の才能でヒット商品を連発する天才肌でもなく、入社当時からアイディアを出しては先輩や上司に却下されていた酷く言えば劣等性だったそうです。そんな中で生み出したのが、この「アイディアしりとり」というアイディア製造法です。おもちゃ業界、それもバンダイと言えば、アイディアこそ収益の源泉なわけで、いかに消費者を熱狂させる良いアイディアを出すかが勝負の世界です。

●誰でも1,000個のアイディアを大量生産できる、「アイディアしりとり」がすごい!

方法はとてもシンプルな方法です。子どもの頃、しりとりってやった経験がありませんか?「リンゴ→ゴリラ→ラッパ→パセリ」といったものです。それをアイディアに応用したのが「アイディアしりとり」。やり方はとても簡単です。
々佑┐燭ぅ董璽(問題)に対して、しりとりで次々に出てくる言葉から連想されるアイディアを考え、どんどんメモしていく。
100個のアイディアを出し、その中から「候補アイディア」を自分で5個選ぶ。
5個を、客観的な視点や人の意見などを参考にしたり、さらにアイディアを吟味し企画書に起こすなど、形にする。
い海譴10セット実施し、10アイディアを企画書にして、さらに吟味すると、そのうち1つは最高のアイディアとなる。
アイディアの名著であり僕のバイブルでもある、ジェームス・W・ヤングの著書「アイディアのつくり方」には、こう書かれている「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と、つまり、「A×B=アイディア」という事になります。まったく新しいアイディア、画期的なアイディアを持ち込む必要はないのです。

●「アイディアしりとり」でアイディアを出してみょう。

例えば著者が働いているバンダイの例に考えてみましょう。
例えば、とりあえず確実にヒットするアイテムの代表的な存在といえば「ドラゴンボール」でしょう。
Aテーマ「ドラゴンボール」
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B連想ワード

りんご→iPhone対応のカードダス。
   ↓
ごりら→サルのサイヤ人に対抗して、サイヤゴリラ。
   ↓
ラジオ→ドラゴンボール声優陣による深夜特別放送。
   ↓
オナラ→サイヤ人のオナラの臭いがする缶詰。
   ↓
ラッパ→かめかめ波がでるラッパ。
   ↓
パチンコ→CRドラゴンボール。
   ↓
コンビニ→レッドブルに対抗した「仙豆」で栄養補給。
   ↓
日記→升目が、かめかめ波
   ↓
気→スマートフォンから気を発信する事で電話番号をやりとりするアプリ。
他のテーマでも考えてみましょう。例えば、深夜帯の新番組を考える構成案の場合。
Aテーマ「深夜11時台にヒットする深夜番組」
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B連想ワード

インカ帝国→毎回、数々の歴史情報を若手芸人が漫才形式で紹介する番組。
   ↓
クリスマス→年間通してサンタのかっこうで出演者がお送りする。
   ↓
スイス→固い歴史情報をギャグを交えて紹介する番組。
   ↓
スーパーマーケット→料理の達人がスーパーマーケットで売られてる食品で腕を競う番組。
   ↓
どこでもドア→どこでもドアを開けると、熱湯へドボン!のドッキリ番組。
   ↓
アメリカ→アメリカ横断、ヒッチハイクの旅番組。
   ↓
カタカナ→テロップが全てカタカナの番組。
   ↓
なでしこ→出演者が全て女芸人。
   ↓
コーラ→コーラ大好き芸人。
会社などで企画を考える際にもこの方法は利用できますね。
Aテーマ「女性をターゲットにした画期的な商品提案」
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B連想ワード

いくら→いくらに醤油ではなく、オリーブオイルを垂らして食べてみる。
   ↓
ラクダ→ロデオボーイならぬ、ラクダガール。
   ↓
田んぼ→女性農家の顔が見えるお米。
   ↓
星空→iPhoneのカメラ機能を使って正座の名前が画面に表示される。
   ↓
らっきょ→臭くないらっきょ。
   ↓
ヨーグルト→便秘解消ヨーグルト。
   ↓
トラベル→添乗員、ホテルの接客が全て女性が対応する海外ツアー。
以下のような条件でアイディアを選んでいきます。
100個のアイディアを出す。
以下の基準をもとに、「候補アイディア」5個程度に絞る。
1.「半歩先」を行くアイディア
2.誰がなんと言おうと絶対やりたいアイディア
3.チームメンバーや上司、お客様が好きそうなアイディア
4.実現しそうな割と無難なアイディア
5.テーマを解決する最適な答えと思われる、優等生アイディア

「候補アイディア」は、似たようなアイディアを並べるのではなく、性質の違うものがバラバラに選ばれているほうん゛、後でいろいろな可能性を検討することができてよいでしょう。
●凡人でもアイディアは出る!

任天堂の宮本茂さんのように次々にゲームファンを驚かさせるような画期的な商品を連発するのは不可能です。しかし、凡人でも1,000個のアイディアを出せれば1つくらいはヒットする商品が生み出せるはず。オズボーンのチェックリストよりも僕が「アイディアしりとり」をオススメする最大の理由は「手軽」というひと言に尽きると思います。電車の中でも移動中のタクシーの中でもメモ帳や携帯のメモがあればいつでもアイディアを生み出す事ができます。だいたい100個考えるのに10分から20分くらいでしょうか。それを10セットこなしてもたった1時間〜2時間程度でアイディア出しが終わります。その中から「これはいけそうだ!」といったものをさらに吟味してみる。これが、「アイディアしりとり」の真髄です。一部では、ボツネタばっかりで意味ないじゃん!と思うかもしれませんが、1,000個出す事の意味は大きいと思います。「下手や鉄砲数撃てば当る」という言葉がありますが、企画なんてそんなものです。

とにかく、すぐに試せます。
誰でもできます。

是非、一度、試してみてください。
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