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人は見た目が9割 (新潮新書)

ちょっと前に話題になった本。ドラえもんに続きのアニメネタなんですけど、PTAの「子供に見せたくない番組」の常連でもあるクレヨンしんちゃん。まぁ中身をしっかり観て批判するなら何も言いませんけど、大抵の親は(人は見た目が9割)じゃないですけど、クレヨンしんちゃんを外見だけで判断していると思うんです。(現に、クレヨンしんちゃんは外見を観ただけで、中身まで見ようとしない・・。)

(あら、ケツだけ星人?いゃ〜ね、こんなお下品はアニメは観ちゃ行けません!○○ちゃん。)

個人的な推測ですけど、これが定番パターンなんじゃないでしょうか?
(お尻が出ている=子供の教育に悪い)もう、めちゃくちゃな理論です。いったい何人が(お尻が出ていると下品な理由は?)(子供が真似をすると何が悪いのか?)という質問に答えられるのか・・。(笑)

サザエさんは賞賛されるのに、クレヨンしんちゃんは非難される。(東芝好きですか?)
子供に見せたくない番組

1位:ロンドンハーツ(8年連続)
2位:めちゃ×2イケてるッ!
3位:クレヨンしんちゃん

子供に見せたい番組

1位:世界一受けたい授業
2位:どうぶつ奇想天外
3位:3年B組金八先生

子どもとメディアに関する意識調査 調査結果報告書 平成20年3月

話が大きくなりますけど、今の世の中って人の内面を見ようとしない。
(履歴書は学歴が重視され、他人を外面だけでイジメ、人は外見で全てに近いモノを判断される。)

それが、テレビ番組にも現れている。
で、クレヨンしんちゃんの中に存在する(見過ごしたモノ)それを、拙い文章で紹介したいと思います。
(おら、えろ〜むずかしいこっては言えんでやんす。)

1.子供は大人、大人は大人?


クレヨンしんちゃんを嫌う親の意見を聞いていると、よく言われるのが(下品)という言葉です。
まぁ確かに、しんちゃんの言葉使い(ブーラジャー!)とか言動(ゾウさん)には下品な部分もあるのかもしれない。でもこれって、大人の偏見なんですよね。大人って色々な経験を積んでいるから、下品な言葉にエッチな意見を持ってしまっている(ブラジャー=エロ)(ゾウさん=エロ)。

そう、色んな経験・・。キャーー、エッチ!(笑)

だけど、そんな幼い子供が大人のような不純な目でクレヨンしんちゃんを観ている訳が無い。子供はその意味なんて知らない、何となく面白いから観ているんです。よく、(子供が真似をして困る!)という低俗番組の定番語録がありますけど、これだって子供にとっては自然な行為。

赤ちゃんが良い例ですけど、赤ちゃんって人の真似をよくする。

火で遊んだり、落ちてる物で遊んだり、中には危険な行為も含まれて(それで亡くなるといった例も・・。)ますけど、赤ちゃんは何でも試してみる。試して、その物の存在や使い方を認識して行きますよね。それと同じで、テレビを観て子供が真似をしちゃうのって自然な行為だと思うんです。

真似をして、その反応を確かめている(勿論、やってて楽しいも含めて・・)。
中に間違った行動もあるかもしれない、そんな時だけ親が注意をしてあげれば良いと思う。

     


下品な言葉使いを注意する親って居ますけど、それって本当に子供のためなのかって疑問に思う時があります。本当の理由って、(外で自分が恥じをかきたくない)から、自分の品位を下げないために(黙っとけ!)という命令なんじゃないか。だって、下品!下品!と言ったって、まだ子供ですよ?!

それよりも、子供の好奇心探求の機会を殺ぐ事の方が、よっぽど子供にとってマイナスだと思う。
最近って、公園で遊んでいる子供に対して(汚いから触っちゃだめよ!)とか言うらしいですけど、それだって親のエゴ。帰ってから手を洗わせるのが面倒だから、子供の手を汚したくない。
(公園で自然に触れられたからOK、まぁそれも良いのかもしれませんけどね・・。)

親の対応について、宮崎駿さんが興味深い意見を本で言っていました。(↓)
親から、「うちの子供はトトロが大好きで、もう100回くらい見てます」なんて手紙が来ると、そのたびにこれはヤバイなあと、心底思うんですね。

誕生日に1回見せればいいのにって(笑)。

(中略)

トトロの映画を1回見ただけだったら、ドングリでも拾いに行きたくなるけど、ずっと見続けたらドングリは拾いに行かないですよ。なんで、そこがわからないんだろうと思うんだけど。

いっそビデオの箱に書きたいですね、「見るのは年に1回にしてください」って(笑)。

 虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)(P43)

話は違うんですけど、今の親って誤解?錯覚が多いのかも知れないですね。
子供という存在を早い時期で抹殺しょうとしている。変な話ですけど、立った時点で大人と似たような扱いをしている親だったいるかもしれない、(外では綺麗な言葉遣い)(アニメは観ちゃダメ)(ゲームもダメ)(本を読みなさい)(勉強しなさい)とかね。それも、自己判断じゃなく世論の影響・・。

(トトロを見て自然を感じる)とか、(クレヨンしんちゃんが下品)だとか、これだって自己判断で決めている親が何人いるのか。トトロを見て何で自然なの、クレヨンしんちゃんは何で下品なの、いったい何人が正確は答えをポストに投函できるのか・・。

子供は子供、大人は大人。それで良いじゃないですか?(無理に大人理論を持ちこまなくても・・。)

純粋な好奇心を持っている子供は秀才より素敵?


養老:人のせいにするというのは都会の人間の古典的な特徴です。(中略)

なにが起こったって、追求すれば人のせいにできる。これが自然の中なら「仕方がない」ですむんです。ところが、仕方がないなんて言うのは遅れた人間だ、という教育をぼくらはめんめんと暗黙のうちに受けてきた。

沖縄へ昆虫採集に行ってハブに咬まれれば「仕方がない。バカなヤツだ」ですむけれど、都会でハブに咬まれたら、誰が放したんだという責任問題でしょう。都会では必ず背後に人間の行為があって点いまの子供たちはそれにスッポリ浸かっている。

虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)(P60)

これは個人的な推測ですけど、クレヨンしんちゃんを非難される理由って(責任を押し付けたい)から、という理由なのかもしれません。今、イジメ問題やゆとり教育の問題が叫ばれいますけど、人って自分の責任を何かに転化したい。特に、養老さんが言っているように、都会はその傾向が強いのかもしれない。ケータイの問題が起こった時にも(ケータイが悪い)、ネットの殺人予告が起こった時にも(ネットが悪い)、ゆとり教育の責任だって(国が悪い)とか言って、誰かしら何かしらの責任にしょうとする。

クレヨンしんちゃんも同じで、子供の教育問題を(テレビが悪いんだよ!)と言って、テレビに転任転化しょうとしているのかもしれません。本音では、自由奔放で笑顔が溢れるしんちゃんに嫉妬している?

自分がクレヨンしんちゃんが好きな理由って、内容が面白いのも勿論なんですけど、あれだけ好奇心旺盛に物事に興味を持つ姿勢?例えば、幼稚園で先生の話に割り込むとか、ママの化粧品でイタラズをしちゃったり、これが嫌われる理由なのしれませんけど、それって凄いカッコイイな〜と思うんですよね。勿論、アニメのお話の中で・・。

まぁ知識は大学入試でも必要になりますから、勉強を全否定している訳じゃない。

ただ、実物に触れる機会は大事なんじゃないかって、今更感を物凄〜く感じる「バカの壁」を読んでいて感じました。(↓)←(ブックオフの100円コーナーで買ってから1年後の読破。)
一番印象に残っている酷い例は、東京大学での口述試験での体験。

頭の骨を二個点机の上に置いて、学生に「この二つの骨の違いを言いなさい」と聞いたことがある。すると、ある学生が、一分ぐらい黙った挙句に、答えは「先生、こっちのほうが大きいです」。

「おまえ、幼稚園の入学試験のリンゴの大きさを比べているんじゃないぞ」と思わず言ってしまったのですが、そういう学生が実際にいる。

バカの壁 (新潮新書)(P165)

宮崎:たとえば、箱を作るとして、どう展開図を切り開いて、どこに糊代を作って、どういう手順で作業を進めれば、効率よくキレイに仕上がるのか、普通に考えたってある程度予想がつくものでしょう。

ところがつかないんですよ。

もちろんつく子もいますよ。つく子もいるけど、いまはつかない人間の方が圧倒的に増えている。笑い話じゃなくて、ウチのスタジオでは、曲線を描いておいて、時間内にハサミで切り抜いてくださいとか、ナイフで鉛筆を削ってもらうテストから始めたんですね。

虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)(P65)

これは1997年に対談した内容なので、今はもっと酷いのかもしれないです。
そういゃ鉛筆も久しく使った記憶が無いですね、ロットペンシルばっかりです。(嘘)

クレヨンしんちゃん名作のススメ。


クレヨンしんちゃんを嫌っている保護者向けに、しんちゃん作品の名作を幾つかご紹介。(↓)

映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

幼稚園の遠足で偶然出合った、謎のパペット人形(トッペマ)から展開するストーリー。
運命を託してくれた人、迫り来る敵、連れ去られた(ひろと・みさえ)。頼る人が居なくなって、運命の選択を迫られるしんちゃん。(自分の運命は自分で決めなくちゃ行けない時が来るんだ・・。)

子供には辛い部分もあるけど、その分だけ得るモノも多い感動作品です。
(トッペマの声がキャラとぴったし♪)

     

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

便利になった失ったモノ、オトナになって失ってしまったモノ、本当に大切なモノ。
悲惨な事件や未来に希望が無いと言われる現代、ホコリを被って見えなくなっていた宝箱の中身。
(自分が一番大切だったはずの宝物。)

生きている方がよっぽど楽しい!

そんな当たり前の事実を、子供のしんちゃんから教えられる作品です。

     

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

クレヨンしんちゃんで唯一、人が死ぬ作品。
人間は何時かは死ぬ生き物、人はその悲しみを乗り越えて生きなくちゃならない。舞台が戦国だから戦で人が死ぬのは仕方ない事だけれど、自分に親しくしてくれた侍が目の前で敵兵に打たれて死んでしまう。悲しいよ、楽しかった記憶や思い出、とっても悲しいです。

だけど、人はそうやって悲しみを重ねる毎に人生の長さや大切さを感じていくんだと思う。
どんな人間だって、無意味に死んでいくワケじゃない。恋人や親類の記憶の中に生きいた痕跡を残して死んでいく。それは結局の話、何だか分からないけれど・・。

     

小山むさえ居候編

去年くらいに放送していたやつですけど、自分の中では名作の一つです。

クレヨンしんちゃんは社会風刺的なネタも多いんですけど、これもそう。
カメラマンの夢を半ばで挫折したみさえの妹(むさえ)が、野原家の家族に支えながら、再度、夢に向かって走り始める感動長編です。今も、夢半ば諦める人って多いのかもしれないんですけど、この作品を観ていると(支えてくれる人って大切な存在だ)って、しみじみ思います。

     

まとめ。


長々と拙い文章を書いて来ましたけど、子持ちじゃない自分に何の説得力もありません。
それに、クレヨンしんちゃんは原作が鬱な展開になってるとか、ア全部が良いワケじゃない。

だけど、作品の中身もちゃんと確認しないのに、1箇所の見た目で(お下品!お下品!)とか言って、「子供に見せたくない番組」のレッテルを貼るのは間違っていると思ったんです。
勿論、中身をちゃんと観てから(子供に見せたくない)という選択肢を選ぶのは自由です。

もし、クレヨンしんちゃんを本気で(子供に見せたくない)と思う方が居れば、はてなに質問ページを作ってみましたので、そちらの回答して頂けると幸いです(※他人を納得させられる理由)。

できれば、保護者の方にお聞きします。 例年、PTAの「子供に見せたくない番組」の上位にランキングされる「クレヨンしんちゃん」ですが、保護者が子供に見せたくない理.. - 人力検索はてな:

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