ドラえもん















最近、ひょんな事から大長編『ドラえもん』の三作目『ドラえもん のび太の大魔境』(もう、26年近く前ですね。)をYouTube経由で視聴したんですが、この物語の中には「魔境」の謎以外に、もう一つの謎が隠されているようなんです。というのも、ドラえもんとのび太が探した魔境の設定がNASAが命名したらしい?常に雲がかかっていて衛星写真が撮れない「ヘビースモーカーズフォレスト」(出木杉によると「煙草好きの森」)という場所になっているからなんです。まぁ、アニメなので100%が本当な訳はなんですけど、実在する機関と場所の名前が登場するので「本当にあるんじゃないか?」という風に思ったとしても不思議じゃないですし、ネット上でも「ヘビースモーカーズフォレストは実在するのか?」という記事が幾つか存在しています。(笑)

ドラえもん のび太の大魔境 - Wikipedia:

藤子・F・不二雄 先生が何の意図で「NASA」の名前を使ったのかは謎ですけど、劇場公開から26年近く経った2008年の現代、衛星に写らない場所なんて実在しているのか?GoogleマップやMSの衛星写真を利用して、「ヘビースモーカーズフォレスト」を探してみょうと思います。(ドラえもんっぽく・・。)

という訳で、大冒険に出発です。^−^


ヘビースモーカーズフォレストって何?


そもそも、「ヘビースモーカーズフォレスト(煙草好きの森)」が何なのかというと・・。
恒例のジャイアンの思いつきで「大冒険がしたいから、アフリカの秘境を探せ!」という命令を受けたのび太が、ドラえもんの道具「自家用人工衛星」を使って発見した魔境の場所。
(正確には、犬のペコが発見したんですけどね・・。)

ドラえもん
















※余談ですけど、この時にドラえもんが丁度良い具合に「世界の冒険」という本を読んでいます。

胸躍るような大冒険を求め、のび太たちは捨て犬のペコを引き連れ、謎の巨神像があるというアフリカの秘境へやって来た。数々の危機を潜り抜けた末に彼らが 見たものは、犬の国であるバウワンコ王国。そしてペコはその王子だった。しかし王国はいまや悪の手に落ち、外界への侵攻作戦が始まろうとしていた。伝承で は10人の異人が巨神像の力をもって国を救うと言う。のび太たち以外のあと5人の異人とは何者か。そして巨神像の力とは。
(↑)にも書いてあるように「謎の巨神像があるというアフリカの秘境」というのが、のび太が発見した魔境の場所。常に雲がかかっていて衛星写真に写らない場所とされる(ヘビースモーカーズフォレスト)の事なんです。ドラえもんの衛星は雲を無視して撮影可能だったので、魔境を発見できた訳ですね。

ドラえもん
















で、のび太とドラえもんが魔境の情報を知る為に行った「出木杉君」の情報によれば・・・
のび太:出木杉に見せよう!あいつ物知りだから。

ドラえもん:うん

出木杉:へぇ〜こんなの初めて見た。アフリカのどの辺?

ドラえもん:東アフリカ、ザイールのコンボ盆地の奥、ず〜っとジャングルが広がっている広がっている辺り。

出木杉:ヘビースモーカーズフォレスト

のび太:なんだい?それは・・・

出木杉:煙草好きの森という意味なんだけどね。NASA(アメリカ航空宇宙局)がそうなずけたんだ。コンボのジャングルの一部分だけ、いつも雲がかかっていて衛星写真が撮れないんだって。だから、こんな魔境はもう発見出来ないと言われているんだ。

ドラえもん:そうか、僕の衛星は雲なんかにジャマされないから。

のび太:そうだよ、僕達はとうとう魔境を見つけたんだ!

ドラえもん のび太:ワ〜イ!ワ〜イ!

正直点これだけ詳細な情報が語られてしまうと「あれ、本当に実在するんじゃないか?」という風に思ってしまいますよね。ただ、映画版のドラえもんに関しては、フィクションをノンフィクションのように思わせてしまうくらいの詳細な情報が魅力の一つでもあるので、その辺の関係も?あるのかもしれません。

でも、まだ100%嘘と決まった訳じゃない・・(笑)

ドラえもん のび太と煙草好きの森


という訳で、説明が色々と長くなってしまいましたけど、ここからが本題です。
Googleマップの衛星写真を使って(ヘビースモーカーズフォレスト)が本当に実在しているのか?アフリカの奥地を探検してみょうと思います。じゃ・・(↓)

パンパカパッパッパ〜♪ Goo〜gleマップ(大山のぶ代さん風に)

Google マップ:

ドラえもん
















パンパカパッパッパ〜♪ どこでもケンサク

コンゴ






コンゴ(↓)

コンゴ



















ん!?何か一部だけ写真が変な場所が・・・(↓)

ドラえもん



















拡大してみると・・(↓)
何やら、写真と雲が変な感じになっているようですが、ここが「ヘビースモーカーズフォレスト」なんでしょうか?(アニメの世界ですけどね。)

セカンドライフ



















偶然に撮影されていない可能性もあるので、MSが提供しているMAPサービス「Virtual Earth」を使って調べてみょうと思ったんですが、何故か、この場所(↑)の拡大写真が表示されなかったので、詳しい事はわかりませんでした。

たぶん撮影と風の影響か何かだと思うんですけど、さすがに(↑)のような巨大な雲が発生している場所は存在してないですよね。もしそうだったら、「世界の絶景百選」とかで紹介させているはずですしね。(笑)

ただ、コンゴの「ヘビースモーカーズフォレスト」は見つからなかったですけど、ギアナ高地の周辺には、そのような場所が存在しているという噂があります。

大長編ドラえもん「のび太の大魔境」に登場したヘビー・スモーカーズ・フォレスト... - Yahoo!知恵袋:
アフリカのキリマンジャロの近くと 南米のギアナ高地などにそういうところがあります。 これらの地帯の特徴は熱帯多雨と高地や高山が 隣接していて雲や霧が常時発生していることで 漫画で説明されているとおりの自然現象が起こるのです。

ただドラえもんのこの映画の構想は 明らかにロストワールドなどのパクリです。 ま、内容が全然違うのでべつにいいんですが 着想は借り物。 藤子不二雄の師匠手塚治虫は コピーにちかいようなロストワールドものを 描いていますから、それからみれば十分独創的ですが。 犬の世界だし。
ギアナ高地を参考にしているとか、色々な憶測もあるみたいです。
ただ、ドラえもんの映画に関しては、実在の地名をそのまま使用している場合もあれば、少しだけ変えて使っている場合もあるので、使われている地名の100%が嘘という訳じゃないんですよね。

ドラえもん のび太のパラレル西遊記 「シルクロード」

ドラえもん のび太の海底鬼岩城 「バミューダ三角海域」「日本海溝」「マリアナ海溝」

ドラえもん のび太のドラビアンナイト 「アラビア・バグダッド」

基本的に、ドラえもんの映画で使われる地名に関しては嘘の地名にしろ、本物に近い地名に関しては元になった地名を連想できる場合が多かったりするので、これだけ本物っぽい地名を使っているにも関わらず、元の地名が連想できないパターンというのは珍しいと思います。

星や人物に関しては「ハテノハテセイウン」や「コウヤコウヤ星」といった、その場所を連想される名前が付く場合が多いようです。

ヘビースモーカーズフォレストは虚構?

ヘビースモーカーズフォレストが完全独自の設定なのか、それとも元ネタがあるのかという点について、興味深い記事ありました。(↓)

ヘビースモーカーズフォレストの謎 - 法華狼の日記:
映画やSFに造詣の深い藤子・F・不二雄らしく、先行作品にオマージュをささげた可能性は高い。

ヘビースモーカーズフォレストとの関係性をうかがわせる描写は、序盤にある。海底油田の調査に向かう船中で、スライド写真により説明される不思議な霧。それは半世紀前から同じ場所に同じようにかかっている。もちろん霧の中には島があると推定され、人間やキングコングが住んでいる。つまり『のび太の大魔境』と同じく、映画公開時間と作中年代を合わせるための小道具である。何しろ霧を分析するために、NASAが撮影した衛星写真まで登場するのだ。
確かに、ドラえもんの映画作品の中にも、他の作品をオマージュしている部分は多々存在しています。ざっと上げただけでも・・(↓)

ドラえもん のび太の宇宙開拓史
作中ではSF作品では頻出の超光速航行(ワープ航法)に ついて説明をするシーンがある。この作品では離れた二点間での移動を空間を曲げてその二点をくっつけることで一瞬の移動を可能にするという空間歪曲型の ワープ方式を採用しており、その原理を一枚の紙に書いた二点を紙を曲げることで接触させるという方法(映画版では宇宙船のベルトを使いのび太の部屋とロッ プルの宇宙船が偶然空間がねじれてくっついたという風に表現)で視覚的に分かりやすく説明している。

 この作品のヒントとなったのは、映画の『シェーン』(ジョージ・スティーブンス監督、1953年)と『ブリガドーン』(ヴィンセント・ミネリ監督、1954年)であると作者が語っている(『キネマ旬報』1990年3月下旬号)。

ドラえもん のび太の宇宙小戦争
この映画はタイトルが「リトルスターウォーズ」ということで、ハリウッドを中心に映画のパロディが随所に散りばめられている。また本編では、ジャイアンによるMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー。アメリカの大手映画会社)映画作品のオープニングロゴのパロディに始まり、『未知との遭遇』・『フランケンシュタイン』・『E.T.』の名場面をドラえもんたちが演じるものが採用されている。また『スーパーマン』の有名な飛行デートのシーンものび太としずかちゃんで再現されている。この中で本物の『スター・ウォーズ』も登場し、のび太とドラえもんがC-3POとR2-D2と共演している。

 本編のクライマックスにおいても、ドラえもんがビルに登って戦闘機と戦うという『キングコング』のパロディを行っているが、劇場版では「まるで何かの映画みたい」というドラえもんの台詞があり、これがパロディであることを示唆している。

キングコングの劇中でも「のび太の大魔境」と同じような設定の霧が存在していて、同じようにNASAの衛星写真を紹介して、本物の霧のように表現しています。さらに、「のび太の宇宙小戦争」の劇場版で「まるで何かの映画みたい」という台詞があるように、ドラえもんの劇場版には色々な映画のパロデイーが使われているので・・・

もしかすると、「キングコング」のオマージュの可能性はあるのかもしれません。
(※「のび太の宇宙小戦争」に関しては、完全にキングコングのパロディ。)

それに、この「ヘビースモーカーズフォレスト」はマクガフィン。
簡単に説明すると、重要そうな部分だけど本編にはあまり関係のない部分だと思うので、完全に作者である藤子先生の思惑どおり?な感じになってしまってますね。

マクガフィン - Wikipedia:
マクガフィン (MacGuffin, McGuffin) とは、映画(スリラー・サスペンス物に多い)などの作劇上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。 作品の登場人物は非常に重要なものだと考えているにも関わらず、観客にはほとんど説明されなかったり、説明されたとしても価値が疑わしいような「なにか」のことである。
いしたにさんのブログ執筆手法とマクガフィン:[mi]みたいもん!:
あくまでも個人的な見解ですが、マクガフィンは、要するに「それのあるなし」が「それの意味の大小にはあんまり関係ない」のだけど、その物語の面白さは大きく左右しているものと考えています。

「NASA」という実在する名前を使った事で、本当には存在しないはずの「ヘビースモーカーズフォレスト」という場所に真実味(リアリティ)が生まれ、大魔境の冒険を「本当にあるんじゃないか?」という風に思わせてしまう。

この辺が、ドラえもん作品が長年ヒットし続けている秘密なのかもしれません。
ドラえもんの映画は道具以外の秘密がいっぱいです。(笑)

(「のび太の雲の王国」の「大山のぶ代さん」の声は鼻声・・とか。)

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)

 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)

映画ドラえもん のび太の大魔境

 映画ドラえもん のび太の大魔境

@おまけ

ドラえもんの劇場版といえば、武田鉄矢さん。^−^

ドラえもん のび太の創世日記主題歌「さよならにさよなら」

     

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